今回は第2話、次女の出産レポです。
長女が6ヶ月のとき、お腹に次女がいることが判明。
周りも私もパパも大喜びの、待望の第二子。——ただし今回も、そう甘くはありませんでした(笑)

※出産の経過は本当に人それぞれです。逆子への対処も効果には個人差があるので、「こういう例もあるんだ」くらいの読み物としてご覧ください。気になることは必ずかかりつけの産院に相談してくださいね。
妊娠発覚。つわりは「安定の辛さ」、でも記憶がない
まずやってきたのは、記憶にも新しいつわり。「やっぱり今回もそうだよね」という、安定の辛さでした。
(つわりの話はこちらにまとめています → 重度つわりを3回経験した私の乗り越え方)
ただ、1人目と違ったのは、仕事から帰れば今度は長女の育児があったこと。
ソファーに横になる暇なんてなくて、正直この時期の記憶が本当にないんです(笑)
そんな慌ただしい毎日の中で、ポコポコとママをキックしながら元気に育っていきました。(生まれてからも超マイペースな性格。いま思えば、ここから始まってたのかもしれません笑)
22週の健診で「逆子だね」。でもまだ余裕でした
順調に育って22〜23週あたり。
健診で先生に「逆子だね。でもまだまだきっとなおるよ。」と言われました。

次の健診でも、、「逆子だね」。その次も、、「なおってないね」。
30週。「そろそろ戻ってくれるといいんだけどね〜」と、先生。それまであまり現実的に考えていなかった帝王切開が、じわじわと濃厚になってきたんです。
私はこれまで手術なんてしたことがありません。それはそれは手術を恐れました。
怖くて夜な夜な検索魔。「逆子 なおす 方法」……スマホの検索履歴が不安でいっぱいでした。
「これで逆子がなおりました」に惹かれて、お灸の日々
夜な夜な検索魔の末「これで逆子がなおりました」のレビューとともに出てきた都内のクリニックに藁をもすがる思いで通ってみることに。
36週までに通うこと5回。1回の施術に5千円、プラス都内までの交通費。必死が故の出費でした(笑)
そのクリニックの方いわく、逆子になる原因はさまざまだけど、一説には「末端が冷えていると、赤ちゃんが大事な心臓の近くに頭を置こうとするから」なのだとか。

というわけで毎晩、長女が寝た後に旦那にも協力してもらって、あらゆるツボにお灸をしました。
足の小指の外側にある「至陰」、内くるぶしの上の「三陰交」、赤ちゃんが回りやすくなるとされる腰の「腎兪」「次髎」……なんだか難しい名前のツボに、とにかくお灸。(笑)
でも次女、なかなか頑固になおらない。(頑固な性格も、ここから始まってたのかもしれません)
「もしかしたら、へその緒がうまく回れない位置にきちゃってるのかもね」と、先生も徐々に帝王切開路線へシフトチェンジ。
私の頭の中も同じように帝王切開でいっぱいになって、さらに検索魔に。「帝王切開 自然分娩 どっちが痛い」が検索ワードでした。
長女のときは知らなかった「お腹の張り」
仕事は続けていたのですが、お腹が大きくなるにつれて、長女のときには経験しなかった現象が。
お腹が張る。(カチコチに固くなり生理痛のような痛みも)
ショッピングモールもろくに回れず、長女の抱っこもだんだんキツくなって。
特に痛くなるのは階段を上がった後で、そういうときはしゃがんで、治まるまで待ってから動くようにしていました。

36週。「帝王切開の日取り、決めようか」
そしていよいよ36週の健診、、。やはり治らず。
意を決して、そこから1週間後に手術をすることになりました。
その間は産休中だったのですが、逆子の場合は普通分娩に比べて早期破水のリスクも高くなると言われて、なるべく長女には保育園に行ってもらいながら、休める時は休むようにしていました。
手術の朝。エコーの結果は……うん!逆子。
いよいよ手術の朝。「一応見ておこうね」とエコーを見てもらうと——
うん!逆子。ぶれない娘(笑)。そのまま予定どおり、帝王切開に。
実はこの数時間前、保育園に長女を預けてきたのです。これからしばらく会えないことがわかっていない1歳2ヶ月の長女が、無邪気にバイバイと手を振る姿に胸がキューっとなりました。
手術までの時間は穏やかに過ごしましたが時間が迫るごとに緊張が、、。
長女に引き続き「武士のように産む」のマインドを再び呼び起こし、きたる切腹の時を待ちました。
いざ出陣。まな板の上の鯉
手術はお昼過ぎ。「時間になったらこれを着て手術室に来てくださいね」と渡されたのは、太ももまである長い靴下(血栓予防のものだそうです)。それを履いて、下は裸に医療着。
冷たい手術台に乗ると、おしっこの管と、麻酔の注射の処置。これがまた痛い。
お腹が大きいのに「丸まって」としきりに言われて、必死に丸まって、これも苦しい!!何とか腰椎麻酔してもらいました。(涙)
だんだん下半身が言うことを聞かなくなって、、こうなったらもう、まな板の上の鯉。

冷たい脱脂綿を足に当てられて「まだ感覚ある?」と言われるたびに、「あります!」「まだあります!」と必死に連呼。
そのうち聞かれなくなって(多分、聞かずに当てて確認してたんだと思います)、いつの間にか手術は始まっていました。(笑)
とにかく覚えているのは、先生たちの表情。
「あんまり感じないけど、もう切られてるのかな、、」と、集中している先生たちの表情を見ながらソワソワ。
中には感覚がなんとなくわかったという方もいますが私の場合は全然わからず、とにかく先生たちの表情しか見えていませんでした。そんなこんなしているうちに——
ついに、爆誕!第二子!次女よ初めまして!!
麻酔での吐き気、髪の毛ふさふさ事件
次女は急にこの世に出てきて、生まれたことに気がついていない様子。すぐには泣かず、ほどなくして「ほえ〜」と泣き出しました。
このときは長女のときより「あー、無事に生まれたな」と、じんわり感動。
……と思ったら、急に強烈な吐き気が!!
麻酔による吐き気だそうで、気持ち悪いことを伝えたら、先生が違う種類の麻酔に変えてくれました。
ストレッチャーで運ばれるとき、待合室にいた夫に一瞬だけ会えました。そこで私が放った第一声が、
「髪の毛、、ふさふさ、、。」
長女がツルツルだったので、予想だにしていなかった毛量にこれは旦那に伝えなければ、、、と。
その一言を最後に、次に目が覚めたときには、ポンプのような機械で足をプシュプシュされながらベッドで寝ていました。(笑)
麻酔が切れてきてやってきたのが1人目のときにはなかった後陣痛。
痛かったけれど、そこまでひどくもなくて、振り返って思ったのは「あれ、私、陣痛の痛みのほうが強い!?」ということ。
——実はこの気づきが、後々3人目でTOLACに挑戦するきっかけになります。
もうひとつ、知らない痛みも体験しました。そのなも、、
「放散痛」
私の場合は肩。ダル重いような痛みがありました。
手術した時に体内に入った空気が体の部分に溜まって痛みが出るのだそう。1人目では知らないことがたくさんの出産劇でした。

翌朝、歩行チャレンジ。「みんな武士なのでは!?」
翌朝。助産師さんから「水分はゆっくり摂っていいよ」と、約半日以上ぶりの水分。
そして、、、きました。「じゃあ、歩いて赤ちゃんに会いに行ってみようか」
意を決して立ち上がった、その瞬間——
「かはっ!!(ここから一言も発せられず笑)」
重力で傷口が下に引っ張られるのがわかる。焼けるような、経験したことのない痛みでした。
世の中には「帝王切開で産んだよ〜」と言っているお母さんがたくさんいるけれど、とんでもない。みんなこれを乗り越えてるなんて。
体はもう90度にしか折り曲げられない。このときの視界の記憶はもう、、床。
ちょこちょこ歩きでやっと我が子のところに到着。次女は「羊水を飲みすぎて気持ち悪いみたい」とのことで、コットの上で助産師さんにゲップをさせてもらっていました。(笑)
次の難関は、、、自分で排尿。歩行に合格したのでおしっこの管を取ってもらい(これも地味に痛くて嫌でした)、再びトイレまで。自分でおしっこできる喜び、噛み締めました。(笑)
この日からシャワーもOKとのことで、夕方にはシャワーにも入れて。そこからはあっという間の5日間を終えて、無事退院しました。

退院。熱い抱擁と、あっさりすぎる初対面
退院してももちろんお腹は痛くて。長女との感動の再会も、お腹に思いっきり乗られないようナチュラルにかわしつつの熱い抱擁でした。(笑)
久々に私の顔を見てにっこりする長女の顔は、今思い出しても泣けます。パパと二人、よく頑張ったね!
一方、長女と次女の初対面は、あれ?前からいたっけ?というくらい、あっさり(笑)
ここから本格的に、怒涛の、ほぼ記憶のない、、年子育児がスタートします。その話は、またあらためて。
まとめ:産み方はどうあれ、母はみんな強い
逆子とわかってから、お灸に通って、検索魔になって、それでも頑固になおらなくて。
手術が怖くて仕方なかった私ですが、終わってみて心から思いました。
帝王切開は、ぜんぜん「ラクなお産」なんかじゃない。あの傷の痛みを抱えながら赤ちゃんのお世話を始めるお母さんたちは、本当にすごい。

こんな帝王切開を経験した私ですが、3人目はさらに大きな決断をすることになります。帝王切開の後に、自然分娩に挑戦する「TOLAC」。その話はまた次回に。

*せんせいの本棚コーナー*
今回紹介するのは『ちょっとだけ』(瀧村有子・作)
下の子が生まれて、なんでも「ちょっとだけ」自分で頑張るようになったお姉ちゃんのお話です。まさに次女が生まれた頃、わが家でも長女に読んでいた一冊。🐰
主人公の女の子がそれはそれは健気で。
自分のことを「ちょっとだけ」できるようになっていく描写が、女の子の中の小さな”お姉ちゃん”をうまく表現していると思えば、垣間見える”寂しさ”にもしっかり触れていて、、涙。😭
お姉ちゃん・お兄ちゃんになったばかりの子はもちろん、ママやパパにもぜひお勧めしたい一冊です。
2人目の出産を控えている方、上の子との時間に迷っている方に、ぜひ。🌸



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