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【保育士から幼稚園の先生へ】〜転職を迷っているあなたへ〜

せんせいママの話

「保育士は保育園、幼稚園の先生は幼稚園。よその現場では通用しない」

「幼稚園教諭の資格も活かしたいけど、保育園で働きつづけていたから勇気がいる」

そう思って働いていました。

保育士として11年働いて、いまは幼稚園の先生3年目。転職してみて分かったのは、『知識や経験は必ず活かされる。年齢や経験年数で諦めるのはもったいない』ということでした。

でも、ここにたどり着くまでには、けっこう長い遠回りがありました。

この記事を書いた人
ひこまろママ

保育士11年→幼稚園の先生3年=保育歴14年。3きょうだい(小1・年中・0歳)の母です。パルシステム・コープ愛用中。育児がグッと楽になった「頼れるもの」を実体験で紹介します。

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「自分の保育」を見失っていた保育園時代

新卒では都内で保育事業の株式会社が営む乳児のみの保育園に勤めていました。

座学や実習で得た知識とはまた違い、目の前の子どもの姿、先輩保育士の姿を見て学び、会社の研修も受けて乳児保育についての実践と経験を重ねていきました。

結婚を機に地元へ戻り、歴史ある保育園で働き始めました。0歳から5歳までいる園での経験に期待が高まりワクワクする気持ちで転職しました。

しかしそこで待っていたのは、それまで私が培ってきた保育が「通用しない」という壁でした。

園の方針、子どもへの考え方、保護者へのサポートのかたち。どれも今まで大事にしてきたものと違っていて、「園に合わせるべきなのかな」「私の考えが間違ってるのかな」と、ぐるぐる悩む日々。

いま振り返ると、あのころの自分の保育は、あんまり好きじゃなかったな。

5年目の流産。「我慢するのをやめよう」と決めた

その園で5年目の年に、流産をしました。妊娠9週目での稽留流産でした。このときはっきり思ったんです。

我慢するの、やめよう。もう一度、ゼロから始められるところに行こう。この仕事と、自分の気持ちと、もう一度しっかり向き合おう。

そう決めて転職活動を始めて、出会ったのが今の幼稚園でした。

見学で受けた衝撃「なんだここは!?」

初めて園を見たときのことは、忘れられません。

子どもが子どもらしく、元気いっぱいにのびのび過ごしている。そして先生たちの、キラキラの笑顔。

沢山の遊具や大きい砂場での泥遊び、ちょうちょの成長観察や自由に製作ができる製作台。普段の保育から充実感のある環境設定がされており、年間の話を聞くとその季節にあった楽しい行事が沢山。

先生も一緒に遊んで、一緒に楽しんでいる。その姿に、保育の根源というか、私が大切にしたかったものが見えた気がしました。

働いて分かった、保育園と幼稚園のリアルな違い

保育園出身、保育園でしか働いたことのない私が一番最初に驚いたのが、「園歌」があること。

幼稚園には園歌があるということを知らなかったので、集会で「園歌を歌いましょう」と言われたときはびっくりしました。(笑)

保育園=養護、幼稚園=教育という認識がやはりあるので、幼稚園ならではの、学校のような制度に純粋に驚きました。

憧れのバス乗車や夏休みや冬休みなどもあり、日直や預かり保育の当番はあるとはいえ「え!こんなにおやすみ!?」と驚きました。(園によって違いはあるかもしれませんが)

最初の1年は補助として、担任の先生をサポートしながら過ごしました。

子どもたちの好奇心や探索心を掻き立てるような保育の導入がとっても上手な先生で何気ない日常から「楽しい」を見つけ出すプロでした。

行事にしても、子どもたちと一緒にとことん楽しむ気持ちで携わっているのがわかり、とても勉強になりました。

他にもたくさんの違いを感じました!よければこの記事も参考にしてみてください。

保育園と幼稚園の違いは?両方で働いた私が5つの視点で比べてみた

「乳児の経験は幼稚園で通用しない」は大間違いだった

昨年度、幼稚園で初めて担任を持ちました。「乳児を見てきた経験を活かしてほしい」と任されたのは、満3歳児クラスです。

最初に感じたのは、満3歳児さんが思った以上に「赤ちゃん扱い」されていること。幼稚園には乳児がいないから、満3歳児が一番小さい存在なんですよね。

でも乳児をずっと見てきた私からすると、「発達に見合ったことを用意すれば、結構なんでもやってみれるよ!」なんです。

それを言葉じゃなく、子どもたちと一緒に実際の姿で見せていった1年でした。私が受け持った年から、満3歳児クラスも行事に本格的に参加するようになりました。

それだけじゃなく、年少・年中・年長の子どもたちの姿にも「小さいころの育ちが今につながっている」ところが見えて、自分の中で新たな発見になったり、学びも多かったことに驚きました。

子どもの発達に区切りはないし、身につけた知識は全部生かされていく

今までの保育とは視点や角度も違って見えたような気がします。もしかしたらそれは、ずっとその園にいる先生たちにとっても刺激になるのかもしれません。

私自身、今までの経験が活かせたこと(活かせなかったり認めてもらえなかった過去も経験しているので)がちょっとでもその園に貢献できている気がして嬉しかったです。

まとめ:迷っているなら、飛び込んでみてほしい

「保育士は保育士のまま」「幼稚園は幼稚園だけ」「よそでは通用する気がしない」

——そんなふうに自信が持てなくて、転職をあきらめている人、結構いるんじゃないでしょうか。

でも実は、幼稚園の先生方からしても、保育園は未知。

「保育園はどんなところですか?」「どんなことをするんですか?」「どっちの方が楽しいですか?(笑)」と聞かれました。

やはり保育士も幼稚園教諭も、お互いに気になるところが沢山あるんですよね。

そして、現場での経験や知識は、この業界のどこへ行っても(保育園でも、幼稚園でも、療育でも)絶対につながります。

ちなみにうちの園、ピアノはそこまで重視していませんでした(笑)。

子育てなどライフスタイルとの兼ね合いは、もちろんあります。それでも「やってみたい」と少しでも思ったら、どんなタイミングでも遅くない

この仕事が基本的に好きで、子どもが好きなら、視野が広がってもっと楽しくなるのではないかなと思います。☺️

*せんせいの本棚コーナー*

今回紹介するのは『ぐるんぱのようちえん』

ぞうさんのぐるんぱが幼稚園に行くのかな?なんて思うネーミングですが、展開は意外なもの。子どもたちも、「どうなるんだろう?」と最後まで釘付けでした。🌼

満3歳児ごろから年長さん向けのちょっと長さのある絵本ですが、わかりやすい繰り返しのあるワードや愛らしいイラストが最後までお話を引き立たせてくれています。「ようちえん」に親近感を持ってもらえる一冊です。☺️

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