
「自然分娩と帝王切開って、実際どう違うの?」
「帝王切開の後でも、自然分娩ってできるの?」
「結局、どの産み方が一番大変なの?」
出産を控えていると、いろんな不安や疑問がたくさん湧いてきますよね。
私は3人の子どもを、1人目=自然分娩、2人目=帝王切開、3人目=TOLAC(帝王切開後の経腟分娩)と、それぞれ違う方法で産みました。
そこでこの記事では、「これから産む人が知りたいこと」を中心に、3つの産み方を表で比較してみました。
あわせて、産む場所(個人クリニックと大学病院)の違いもまとめています。
※産み方は、その人の体や赤ちゃんの状態によって、選べる場合と選べない場合があります。ここに書くのはあくまで私の一例。実際の選択は、必ずかかりつけの産院とよく相談して決めてくださいね。

私の経験をもとにまとめてみました。
まずは言葉の整理
3つの産み方と、よく一緒に出てくる「VBAC」という言葉を整理しておきます。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 自然分娩(経腟分娩) | 陣痛を経て、産道を通って産む方法 |
| 帝王切開 | 開腹手術で赤ちゃんを取り出す方法。逆子や、母子の状態によって選ばれる |
| TOLAC(トーラック) | 前回帝王切開だった人が、次の出産で自然分娩に挑戦すること |
| VBAC(ブイバック) | TOLACに挑戦して、自然分娩に成功した状態のこと |
つまり私の3人目は、TOLACに挑戦して、VBACできたということになります。
3つの産み方を比較してみた(私の場合)
実際に3通り産んでみて感じた違いを、表にまとめました。
| 項目 | 自然分娩(長女) | 帝王切開(次女) | TOLAC→VBAC(息子) |
|---|---|---|---|
| 出産までの流れ | 陣痛を待つ | 日取りを決めて手術 | 自然陣痛のみ(促進剤NG) |
| 分娩・手術にかかった時間 | 約27時間 | 手術室に入って出るまで約45分 | 約15時間 |
| 痛みのピーク | 陣痛・分娩中 | 術後(特に歩き始め) | 陣痛・分娩中 |
| 入院日数 | 5日 | 5日 | 5日 |
| 回復の速さ | 早い(翌日から動けた) | ゆっくり(傷が痛む) | 早い(翌日から動けた) |
| 産後の主な痛み | 後陣痛はほぼなし | 傷の痛み+後陣痛+放散痛 | 後陣痛 |
自然分娩とTOLACは、痛みのピークが「産む時」に来て、産まれた後の回復は割と早い。
一方の帝王切開は、産む瞬間は麻酔で乗り切れますが、痛みのピークが「産んだ後」にやってきます。
傷の痛みに加えて、意外だったのが放散痛。(手術時の開腹により体内に入った空気が体のどこかに溜まって痛みになるらしいです)
歩き始めが本当に大変で、退院した後も鈍痛は続きました。
ちなみに、帝王切開とVBACで共通した痛みもありました。それは、、後陣痛。
「痛い場所と痛みの種類と感じるタイミングが違う」というのが、3通り経験した私の実感です。

よくある疑問に答えます
Q. 結局、どれが一番痛いの?
痛みの「種類」が違うので、単純に比べるのは難しいです。
ただ私の体感では、陣痛の痛み(自然分娩・TOLAC)の方が、帝王切開の術後の痛みより大丈夫かも!?と思いました。
しかし実際に”促進剤の使えないお産”はとても過酷で、勢いのつかない陣痛が苦しく「もう切ってください」と懇願している自分もいました。
Q. 回復が早いのはどっち?
私の場合は、自然分娩とTOLACの方が、帝王切開より回復が早かったように思います。翌日には普通に歩けて、トイレにも行けました。
帝王切開はお腹を切る手術なので、どうしても回復に時間がかかります。「産んでからが大変」と感じたのは帝王切開でした。
Q. 帝王切開の後でも、自然分娩できるの?
できる場合があります。それが「TOLAC」です。
ただし、子宮破裂などのリスクがあるため、挑戦できる条件も、実施できる病院も限られています。
私の場合は「1人目を自然分娩している」という強みがあったことや、設備の整った病院だったことが後押しになりました。
「一度帝王切開したら、ずっと帝王切開」と言われることも多いですが、必ずしもそうとは限りません。気になる方は、産院で「TOLACはできますか?」と聞いてみてください。
ちなみに私がクリアした条件はこちらでした。(病院によって基準は違うので、あくまで一例です)
・前回の帝王切開が1回だけだったこと
・前回の帝王切開の傷(子宮の切り方)が横切りだったこと
・骨盤の広さや、赤ちゃんの向き・大きさに問題がないこと
これらを満たしていることを確認した上で、先生とよく相談して挑戦を決めました。

TOLACを行っている病院の説明資料も参考になります(PDF)
Q. TOLACって、どういう流れで進むの?
私の場合の流れを、ざっくり紹介します。
まず最初に、「いつまで妊娠を続けるか」の期限を決めました。
私の場合は「40週2日を過ぎても陣痛が来なかったら、帝王切開に切り替える」と、決められました。
TOLACは陣痛促進剤(誘発剤)が使えない(私の病院の場合)ので、自然な陣痛が来るのを待つしかない——だからこそ、こうした期限を先に決めておくんですね。

意外だったのは、妊婦健診そのものは、普通の妊娠と特に変わらなかったこと。
「TOLACだから毎回すごく厳重に…」という感じではなく、いつも通り健診に通いながら、そのときを待つ日々でした。
※「出産レポ息子編」により詳しく書いてあるのでぜひご覧ください。
おまけ:個人クリニックと大学病院、どう違う?
私は長女・次女を地元の個人クリニックで、息子を大学病院で出産しました。
同じ「出産」でも、場所が違うと雰囲気もサービスもけっこう違ったので、こちらも表にまとめてみます。
| 項目 | 個人クリニック | 大学病院 |
|---|---|---|
| 入院期間 | 自然分娩5日(帝王切開は本来7日間) | 自然分娩5日(帝王切開9日) |
| 食事 | 豪華なメニュー | 基本は病院食。お祝い膳はあり |
| もらえたもの | ネームバンド(親子)、コットのネームカード、へその緒入れ、産着1着 | ネームバンド(親子)、コットのネームカード |
| 母子同室 | 当日か翌日から | 当日か翌日から |
| 入院中の指導 | 退院指導・沐浴・調乳など | 退院指導・沐浴・調乳など |
| 緊急時の備え | 大学病院へ緊急搬送 | 新生児科もあり、院内で対応可 |
ざっくり言うと、個人クリニックは「快適さ・アットホームさ」、大学病院は「いざという時の安心感」が魅力でした。
ちなみに、ちょっと驚いた豆知識をひとつ。私の帝王切開は、手術室に入って出てくるまでわずか45分でした。
あとで大学病院の助産師さんに話したら、「それ、大学病院なら2時間かかるところだよ」と言われてびっくり。
私が息子の時に大学病院を選んだのは、妊娠中に赤ちゃんのことで少し心配な指摘があり
「生まれた後に何かあっても、新生児科がある病院なら院内で対応してもらえる」という安心が決め手でした。
各出産の詳しい体験談はこちら
私の出産のモットーは『武士のように産む』です。(笑)
そんな武士の出産記録がこちらの記事に書いています。もしよければ見てみてください。何かの参考になったら幸いです。




まとめ:産み方に、正解も優劣もない
3通りの産み方を経験して、心から思うのは——
どの産み方も、、、大変。(笑)
でも人間って不思議なことに、あんなに痛かったのに、忘れる(笑)
それはきっと苦行の末生まれた我が子がそんなことを忘れさせるくらいに可愛いからかもしれませんね。
どの産み方も、我が子に会うための立派なお産だということを改めて痛感しました。
どんな産み方でも「その子が選んだ生まれ方なんだ」と一心に受け止めて一緒に頑張ろう!と、次女の帝王切開の時は特に思いました。

もしいま「自分はどうやって産むことになるんだろう」と不安な方がいたら——
選択肢のこと、リスクのこと、遠慮せずに産院でたくさん質問してみてください。私は、ふと聞いた質問ひとつで、産み方が変わりました。
私はこの経験はきっと将来自分の娘達のために役立てられると信じていますし、こうして学びをくれた子どもたちに本当に感謝しています。
読んでくださった方々が、少しでも穏やかに出産の時を迎えられたらと心から願っています。
*せんせいのおたすけコーナー*
今回紹介するのは『授乳口つきのマタニティルームウェア』です👶
3回の入院すべてでお世話になった、私の入院バッグの定番アイテム。
入院中は寝不足での頻回授乳、助産師さん授乳指導、常に疲労困憊なこの入院の日々が招く”うっかり”があります。それは、、
おっぱいのしまい忘れ。いやこれ、本当なんです(笑)
そんなママに優しい授乳口スタイルはおっぱいをサッと出せるだけでなく、サッとしまえるのでありがたい。
”しまい忘れ”なんていう危ないうっかり防止にもしっかり対応してくれます(笑)
締めつけがないので帝王切開の傷にも優しくて、オシャレ着にもなる。退院後も使えてまさにおすすめできる一着です。🌸



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