
産後、家の中で赤ちゃんと二人きり。「これでいいのかな」「どうしたらいいの」と、聞きたいことだけが増えていく毎日。
私も3人の子を育てながら、何度もそう思ってきました。
孤独を感じやすい産後のママにとって保育園に入っていなくても頼っていい場所は用意されています。それが子育て支援システム。

保育園に入ってないのに「頼っていい場所」なんてあるんですか?

あります。そして施設としても「来て欲しい」と思っています。
※健診や訪問の内容・支援施設のしくみは自治体や施設によって違います。お住まいの地域の案内をあわせて確認してくださいね。
産後のサポート「子育て支援」の種類
まずは健診と助産師さんの訪問から
産後、初めての「人との交流」は1ヶ月健診という方が多いと思います。私の場合は大学病院だったので、2週間健診もありました。
ここで見てもらえるのは、お母さんの体調と、赤ちゃんの体重の増え方など。「ちゃんと育ってますよ」と数字で言ってもらえるだけで、少しほっとしますよね。

そのあとは、助産師訪問を実施している自治体も多いです。
わざわざ来てくれるのは、赤ちゃんの過ごす環境や、お母さんの心の状態まで、ちゃんと見てくれているんです。
「そのあとは誰にも相談できない」…そんなことありません
じゃあそのあと保育園に入るまでの間は、予防接種や健診などで病院に行く以外、赤ちゃんのことを誰にも相談できないのか。
そんなことはありません。ここからは「保育士」が、悩めるお母さんの味方になれます。
実は、保育士の仕事のルールブックである保育所保育指針に則り、施設の担う役割の一つに「地域に開かれた子育て支援」があります。
保育園は、入園している子だけでなく、地域の子育て家庭ぜんぶを支える場所として考えられているんです。
入園前でも行ける場所。「園庭開放」「子育て支援センター」
園庭開放 — 保育園を「中から」見られるチャンス
各園が実施していることが多いひとつは園庭開放です。
園が日程を決めて、保育園の外壁や玄関に貼り紙をしていることがあります。見かけたら、ぜひ問い合わせてみてください。
園庭開放の良いところは、保育士とつながりが持てること。そして、子どもが実際に保育園に入ってからの生活をイメージしやすくなることです。同じ地域の保護者さんとのつながりもできます。
ただ、園庭で遊ぶ場なので、おすわりやよちよち歩きが安定してくる生後半年以降のイメージがあるのも正直なところ。
1歳を過ぎたお子さんを連れていて、保育園を探している方には、親子ともども嬉しい環境だと思います。

子育て支援センター — 3ヶ月頃の赤ちゃんから楽しめる
ふたつめは子育て支援センターです。
ここは室内遊びが充実しているところが多く、まだ小さい3ヶ月くらいの赤ちゃんでも大丈夫。
保育士や保健師さん、看護師さんなど、施設によって顔ぶれは違いますが、「プロの目」があります。
私は年子育児のまっただ中、よく通っていた施設が2ヶ所ありました。
1歳4ヶ月の長女と、2ヶ月の次女を連れて子育ての相談もしましたし、ちょっとした話し相手になってもらえるだけで気分転換になりました。長女は目新しいおもちゃに大喜び。
これだけで、心の余裕が持てるんです。

必死に子育てをしていると、「私がやらないといけない」と、こもってしまいがち。
でも外に行って「一人の人」として自分の悩みを聞いてもらったりたわいもない話をする。
これが意外なほど心の健康に効いたりします。
もう1ヶ所は、養護施設の敷地内にある児童館。
日曜と祝日以外は開いていて、0〜6歳の託児(有料で4時間ほど預かってもらえるしくみ)や、小学生が集えるスペースもありました。
なので子どもたちが大きくなった今でも時々遊びに行くほどです。
情報はどこで手に入る?
こうした地域の子育て支援の情報は、園の貼り紙だけでなく、自治体のホームページや広報誌、公共機関の掲示などで知ることができます。
中には給食の試食会をやっている園もあります(私が最初に勤めた園でもやっていました)。気軽に申し込んでみてくださいね。
子育て支援センターの保育士側の本音 — 「よく来てくれた」と思っています
ここまでは母としての体験談でしたが、ここからは保育士側の目線です。
子育て支援センターに来てくれたお母さんに、私たちが心の中で向けている言葉。それは「よく来てくれました」です。

「疲れている中、行ってみようと思ってくれたこの親子の役に、何か立てるだろうか」——
気軽な気持ちで来てくれたのでも、意を決して来てくれたのでも、どちらでもいいんです。
来てくれたこの時間を、親子ともども有意義に過ごしてもらいたい。そう思って迎えています。
そして、子育て支援でこそ求められるのが「専門性」だと私は思っています。
窓口になる保育士が自分の経験や感覚だけで話していたら、質問に答えられなかったり、かえって不安にさせてしまうかもしれません。
お母さんにとっては、初めて出会う「先生」かもしれない。だからこそ、発達段階や遊びの知恵をきちんと学んだ上で、目の前のお子さんを見ています。
「うちの子、大丈夫でしょうか」— 一番多い相談のこと
保護者の方からの質問で実際に多かったのは、発達のことです。

他の子と比べるとうちの子、大丈夫でしょうか。
その心配、すごくわかります。
私も実際は母として自分の子の発達には敏感になりがちですし、「発達がゆっくりなのは私のせい?」「関わり方が悪いのかな」と思ってしまう気持ちも持ったことがあります。
でも、実際はそうではありません。
大切なのは「できる」「できない」で線を引くことではなく、その子の発達や様子に合わせた「なぜ?」を一緒に見つけることなんです。
そういうことって、ネットで調べてもAIに聞いても、不安になるばかりだったりしませんか?
あなたの子どもを実際に見てくれるプロの目こそ、保育園や幼稚園にあります。。
わが子を可愛いと思えないほど気持ちが沈んでいる日でも、他の人が「かわいいね」と言ってくれるdさけでうれしくなりますし、誰かと話すと少し心が晴れたりも。
そして何より、「頼っていい場所」が見つかります。
初めての育児に不安を抱えるお母さんを、孤立させない。子育て支援には、そういう目的があるんです。

なるほど。いってみようかな、、!

ぜひ!思わぬご縁にもきっと巡り会えますよ。☺️
子育て支援センターにて5年続く縁に出会えた
切羽詰まって育児をしていると、外に出るのも面倒。
あっという間に1日が終わって、「いつご飯食べたっけ?」「今日椅子にゆっくり座ってないな」なんて日常茶飯事。
私も年子育児中は特に「もうむり!!誰か助けて!!」と思っていました。(笑)
そんな中、ボロボロになりながら行ってみた子育て支援センターで、子どもの悩みを聞いてくれたベテラン保育士さんに救われました。
自分が保育士であっても、知識を持っていても、関係ありません。
「子どものお母さん」という自分から「一人の人」として接してもらえる。社会とのつながりが狭まった自分の心を広げてくれたんです。

正直に言うと、施設によって合う・合わないはあると思います。でも「必要なところで、必要な人と出会うものだな」と実感することも、たくさんありました。
子育てが、子どもの存在が、まだまだいろいろな出会いに繋げてくれる。そう思っています。
*せんせいの本棚コーナー*
今回紹介するのは『いないいないばあ』シリーズです🐻
0歳さんの絵本といえば、まずこれ!というくらいの定番です。「いない いない ばあ」のくり返しに、赤ちゃんはにっこにこ😊
そしてこの絵本のもうひとつの魅力は、ゆくゆく自分でページをめくれるようになること。
最初は読んでもらう絵本だったのが、いつの間にか小さな手で「ばあ!」とめくる絵本に変わっていくんです。その成長も一緒に楽しめる一冊です📖



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